2008/05/17

はてしない物語

はてしない物語
ミヒャイル・エンデ
岩波書店 
2860円
物語の呼びかけに応え本の中に入りこんだ少年のふしぎな冒険の物語「モモ」に続く、エンデの傑作ファンタジー

読んだことのある本だし、映画化されたものも見ている。それでも、この記事を書くために ページをひらいて、ぱらぱらと記憶をたどりながらながめていると、こんな場面、あったかな、と、すっと物語の中の世界に引き込まれ、私はバスティアンのかたわらに立ち 彼が引き込まれた物語の本の中での旅をしばしともにすることになった。十分に古い本である。しかし十分にワクワクとさせてくれる、これがファンタージーなのだと思う。邪魔されないところでじっくりと時間をかけて浸っていたい本、本そのものが物語の主人公かもしれない。見事な仕掛け作りです。あなたは、文字の色の違いにも気がつかれましたか?

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